linuxはコーディングをするエンジニア、ネットワークやデータベースにかかわるインフラエンジニア、WEBアプリを開発したいエンジニアなど、幅広いレイヤで必須のスキルとなる。
ここでは、linuxを勉強する際におすすめの本を5冊ご紹介しよう。
新しいlinuxの教科書
最初の一冊に選ぶならオススメしたい本。
linuxの完全初心者に必要な基本的な考え方や概念という部分から始まり、ShellScriptについても実践的なスキルが身につく勉強本である。
こうした勉強本は、網羅する内容が多岐にわたると内容がとかく浅くなりがちだが、この本は初心者が読んでも混乱することなく内容を整理しながら先へ進めるような配慮がされている点が特徴的である。
基本的な知識と業務で使うであろうコマンドラインの操作を学習できる書籍となっており、この本で勉強した後でサーバ管理や構築の観点を学習する本を別途選ぶと良いのではないだろうか。
入門者のlinux
こちらも初心者におすすめの1冊で、基礎から学べることはもちろんだが、そもそもlinuxとは何か?というレベルの疑問からしっかり答えてくれる本である。
この本はlinuxを使って開発を行う際に求められる基本的な考え方を身に着けることができるので、これから初めて勉強しようという人はぜひ目を通してみるといいだろう。
網羅性はあまり高くないものの、まずは基本をざっくりと学びたいという場合に適しているように思う。
また、地味にリーズナブルな価格で購入できる。
まんがでわかるlinuxシス管系女子
参考書タイプだと眠たくなってしまうという人におすすめなのが、マンガで描かれているこの1冊だ。
マンガというと、楽しく読めるけれど内容が浅いのではないかと懸念されるかもしれないが、実はかなり専門的に内容がまとめられている。
実際わりと評価は高く、この本で基礎を学んだりおさらいをしたという声も意外と聞いたりする。
初心者はもちろん、linuxについて広く勉強したい人、特にタイトルにあるようにシステム管理系のタスクを担う方におすすめの本である。
システム管理者向け(シス管)のコマンドが多く紹介されていて、システム運用に携わるエンジニアなら持っていると便利な1冊と言えるだろう。
初心者向けに分かりやすく説明されている一方で、かなり高めの難易度まで学べるのが特徴の本である。
が、コマンドやシェルスクリプトをはじめ実践的な内容が多いので、そもそもLinuxとは?を理解しておきたい方は先に別の本を読んでおくと良いかも。
小さな会社の新米サーバー/インフラ担当者のためのlinuxの常識
linux運用に携わることになったけれど、技術的な部分が全く分からないといエンジニアにおすすめの勉強本である。
基本的な部分から丁寧に内容を網羅するとともに、linux運用においてどんな風に業務をこなすのが良いのかという実践的な部分についても触れているので頼もしい。
基本的なIT知識はあるけれどlinuxに関しては初心者、運用に携わるから技術的な部分をマスターしたいという人におすすめの1冊と言えるだろう。
たった2日でわかるLinux
Linuxについてほぼ何も知らないけれど、すぐに実務に入らなければいけないので勉強にのんびり時間をかけることができないというエンジニアにおすすめの1冊がコレだ。
わずか2日だけでlinuxのすべてを理解することは難しいが、初心者に必要な基本的な部分だけをすばやく抑える目的で読もう。
週末に読み終えることができ、基本的な内容やコンセプトをザックリとでも理解できる内容となっているのが特徴である。
完全な初心者に対していきなりlinuxの概念を説いても理解できないことが多いのだが、この本では現在使っているWindowsの環境にlinuxを使って仮想環境を作ることができるため、自宅のパソコンで実際に触って学習できる点が嬉しい。
まとめ
linuxについて勉強できる本はたくさんある。
その中には、基本的な概念やコンセプトについて多くのページが割かれているものもあれば、より実践的な業務に必要なコマンドが多く紹介されているものまで多種多様である。
最初からすべてを理解しようとするのは難しいため、まずはザックリと勉強した上で、ニーズに合わせて細かい部分を押さえていくことを心がけてはいかがだろうか?